トランスポーターのプロショップ「オグショー」

オフロードバイク解説編タイトル オグショーのトランポユーザーは、バイクや自転車、サーフィン、SUPなど、さまざまな『遊び』を楽しんでいます。
そんな遊びのエキスパートをサポートし続けるオグショーと、楽しさを知り尽くしたスタッフが『遊び』を分かりやすく解説。
今回は自然の中で遊ぶ「オフロードバイク」を紹介します!

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オフロードバイクって、どんなバイク?

オフロードバイクは土や岩場、林道など、舗装されていない場所を走るためのバイク。アップダウンの衝撃を吸収したり、大きな段差(ギャップ)をジャンプで乗り越えられるよう長いストロークのサスペンションと大径のスポークホイール、運動性能を高める軽く細身のボディといった特徴があります。そんなバイクに飛び乗って、全身を使い巧みにコントロール。時にはジャンプを交えながら、自然の中の障害物をクリアしていきます。途中で転んだり、泥だらけになったりしても、走り終えた後はそれさえも楽しく思えるはず。スピード感と爽快感にあふれるダイナミックな遊びを満喫できるのがオフロードバイクです。

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オフロードバイク、4種類の楽しみ方

オフロードバイクで遊ぶと言っても、コースやルール、バイクの種類など、さまざまなスタイルがあります。ここでは4つのレースを紹介します。

1 モトクロス

オフロードバイクと言えばコレ!というほど認知度のあるレース。専用コースのほか、野球場などに作られた特設コースを舞台に、土を盛り上げたジャンプ台や大きく曲がったカーブ、洗濯板のようにデコボコが続くウォッシュボードといった障害物を超え、スピードを競うレースです。バイクが横一列に何十台と並び、大きなエンジン音とともに一斉にスタートし、空中に大きく舞うジャンプは圧巻です。

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2 エンデューロ

スキー場や牧場など、自然の地形をそのまま利用したコースを走る耐久レース。林道や竹林をすり抜けたり、水しぶきを上げながら沢を走ったり、自然の中を冒険するような走りを楽しめます。制限時間が1時間程度のレースから数時間をチームで走るもの、タイムを競うクロスカントリー、チェックポイントを巡るオンタイムなど、さまざまなスタイルがあります。

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3 ラリー

エンデューロをさらに長距離にした耐久レース。ルートマップを頼りに1日で数百キロを走破するダカール・ラリーや、ラリー・モンゴリアなどが有名。コースは公道のほか、平原や砂漠などの未開地を走ることが多いのが特徴で、ライディングだけでなく、ナビゲーションスキルも試されます。どこまでも続く雄大な景色をステージに大地を駆け抜ける姿は、まるで現代の開拓者のよう。

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4 トライアル

3つのレースとは違い、スピードではなく、岩山などの障害物があるコースを減点されることなくクリアする競技。足つき、コースアウト、マシンの後退などが減点対象。軽量化のためにシート部分がえぐれた形状の専用バイクを使い、車体を浮かせ後輪だけで岩や倒木を飛び移りコースをクリアすると、会場は大きな歓声に包まれます。バランス感覚や正確なマシンコントロールが求められる競技です。

トライアル画像

トライアル画像提供:RIDER’S

走りをサポートする基本的装備

4つの競技とも装備は似ていて、「ヘルメット」「ゴーグル」「ウェア」「オフロードブーツ」「グローブ」が基本的なセットです。レースに合わせて最適なものを選びましょう。

ウェア解説画像

ヘルメット/ゴーグル
頭を守ることはもちろん、土ぼこりや飛び石、木の枝などから目を守ります。ゴーグルタイプとシールドタイプの2種類。


ウェア
オフロードは全身を使い運動量も多いため、動きやすく速乾性生地の長袖ジャージを着用します。さらにヒザやヒジ、胸、背中などを保護するプロテクターなども装着。モトクロスパンツ(モトパン)と呼ばれる立体裁断で動きやすく転倒しても破れにくい、ヒザやお尻にパッドの入ったパンツなど、快適で高機能なウェアが揃います。


ブーツ
林道などの走行時、木や岩などに足をぶつけることがあるので専用のオフロードブーツは必須。競技により靴底のソールが違います。
ex.モトクロス=剛性が高いフラットソール、エンデューロ=柔らかく地面をグリップするビブラムソール、トライアル=比較的フラットだが柔らかくグリップ力もあるトライアルソール




自然に挑み、克服する楽しさ

画像07 舗装された道路だけでなく、どこでも自由に走れるのが魅力。岩場や沢、雨上がりの悪路を超えていく高揚感と爽快感は、オフロードバイクならではの醍醐味と言えます。汚れを気にせず、それさえも勲章に思えるようなフリースタイルな遊びが、オフロードバイクの一番の楽しさと言えそうです。

小栗さんプロフィール オフロードバイク監修:小栗伸幸(おぐりのぶゆき)氏
1965年浜松市生まれ、高校時代にモトクロスを始め、1986年国際A級に昇格、1984年全日本ジュニア250ccクラスでチャンピオンを獲得。1992年、日本初のトランポ専門店オグショーを創業。モトクロス引退後は国内外の様々なラリー等に活躍の場を移す。2017年にはラリーモンゴリアを市販車CRF250RALLYで完走・クラス優勝。
自身を育ててくれたオフロードバイクの楽しさを一人でも多くの方に伝えるため、国内二輪イベント・海外ツーリングサポートなど積極的に活動している。

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